昨日（29日）夕方、大型台風9号の関東地方への上陸/接近の可能性が高まりました。これに伴い、福浦港の船舶は近隣港に一斉避難いたしました。

写真は僚船とともに避難した弊船（とものまる）です。沖合に船の舳先を向け、①船前方の約150m先の海底にアンカー（いかり）を敷設。そこから1本のロープを渡し、②船後方には陸上から2本のロープを「ハの字」に渡し、③僚船との間には相互にロープを渡し、①～③で船を海上に固定しています。こうすることで沖合から来る高波やウネリ、風に対してバランスを保った状態がキープできます。

作業中にカムチャッカ半島での地震に伴う津波警戒注意報・警報が発令されるハプニングがありましたが、作業は無事に完了しました。津波被害も30日17時時点ではございません。注意報・警報発令直後から多くのお客さまよりご心配のご連絡を頂戴しました。お気遣いに謹んで御礼申し上げます。

来月4日（月）頃までは出船中止の状態が続きます。お客さまには大変ご不便をお掛けしますが、ご理解くださると幸甚です。