本日(30日)午前はルアー(SLJ)乗合船…でしたが、1グループ2名さまのみの実質仕立船でのご案内となりました。北東の強風予報(6m以上の強風注意報発令あり)。真鶴半島南側の風裏ポイント限定の可能性がある旨を事前にご諒解賜り、終始福浦港界隈での釣行に。白波が時折り立つなかなかなタフコンディションの中、開始早々からメジ(クロマグロ若魚。弊船はオールリリースです)やサバフグのラッシュに祟られながらも、ポツポツとシイラ、ホウボウ、サバなどが上がっています。また根魚(ハタ?)っぽいバイトもありました。少し時間延長させていただいた11時過ぎからエンディングにかけては、ようやくお客さま意中のショゴ(1.5kg級)も顔を出し、総じて厳しいながらも何とか恰好はついています。
5時半過ぎに出船。船釣りに関しては酸いも甘いも極めたお客さま。リクエストは「ショゴとヒラメ」との由。遠くに見える三ツ石には大波が打ち付けており、予想通り「とてもこの風では真鶴に行けない」と再確認。福浦港前の水深15~65mエリアを北東風に対して船を直角に保ちながら、風に任せて漂わせるいわゆる「ドテラ流し」を繰り返す。時に1.0ノット近くの強風でメインラインがかなり前方に流される。この為、”縦”というよりも”横”の釣りになりがちで少しやり辛くなってしまう形に…。
1流し目から、メジご一行さまの来襲(笑)。フォールでのバイト多し。都度都度、お客さまの元に駆け付けて手早くフック外し傷つかないようリリース。ベイトは左程多くはないものの、まとまったベイトボール(ベイト群)には上下左右のどこかに青物が付いている様子は伺える。適宜、状況をアナウンスメントして狙うべきレンジをご修正いただく。
水深30m以下のシャローエリアでは、フグもまた多し。サバフグがメイン。これがサイズも大きい上、その色合いやファーストランの引きから一瞬「ショゴ来たか?」と惑わせるのみならず、ジグのスプリットリングやリーダーカットする厄介者。とはいえシャローエリアにはヒラメやホウボウなどの底物も多い為、攻めない訳には行かず…痛し痒し。今日は残念ながらヒラメ、ハタ類は不在もホウボウは少々小型ながらも元気いっぱい。ジグに何度もじゃれつく。
11時を回り、エンディングが頭に浮かぶ頃、湯河原海浜公園に近い水深15~20mのシャローを流しているとミヨシ側、トモ側のお客さまそれぞれにドン!ショゴとシイラのWヒット。UL(ウルトラライト)のロッドでその引きを充分に堪能。ソナー・魚探反応と時合いを感じたこともあって沖上がりを30分延長。直後にショゴ、ホウボウを追加に成功し、気持ちよくエンディングとなる。
福浦港界隈の現況です。10月前半まではベイトがかなり居たものの、今はシャロ―エリア(水深20m以下)メインでの回遊となっています。時折り海鳥に襲われていますが、下(海中)からのイーター達の突き上げはあまり感じられません。とはいえ、今日も青物のハネやメーター級シイラの回遊なども見かけており決して「居ない」という訳ではなさそうです。また本日は赴けなかったですが、真鶴半島沖合での大型魚狙いで本格ジギングも熱いシーズンになってきました。
11月の土日祝日はほぼ予約が埋まりましたが、12月はまだまだ空きが多いです。個々にお問合せくださると幸いです。(特に土日祝日の仕立船はお早めに!)
釣れた魚(※写真は釣果の一部です)
ショゴ、シイラ、ホウボウ、サバ 他
